11/16/2012

コップが汗をかいていたころ

夏休みの風景を取り戻すか葬り去るかしたい。

今朝も頭に浮かんできたのだ。今朝、といっても昼間、いつもの道をオフィスに歩いていくとき、あ、セミがいない、と思う。セミがミンミンいってないのです。あ、夏じゃないんだな、と思う。こんなに暑いけどあの日本の夏とは違うものなんだと気づくわけです。

なんであんなにセミ鳴いてたんだろうね。よくあれに耐えてたね日本人は。ぼくも嫌いじゃないけども。

こういうコップがあったのを覚えておいででしょうか。コップに何か絵が書いてある。なにかのキャラクター、ウッドペッカーとかそういうのだ。なんとなく磨りガラスの淡い感じで絵があって、そこに水を注ぐと… あら不思議、鮮やかなウッドペッカーが登場!みたいなガラスのコップあったよねえ。あれはどこへいったのか、たいがい何かのおまけでもらえた。まだカルピスの濃厚な瓶が夏の冷蔵庫の主役だったあの頃のことです。

カルピスの瓶から濃厚なカルピスがすこし漏れて甘い匂いを放っている。それをコップに注いで氷をいれて、水道から水を注ぐ。曲がるストローをさして、今日は何色のストローにしようかちょっと迷って、赤と白のストライプにすることにして、ストローをコココと曲げて、飲む。そんな夏があった。

すべての色がもっと濃厚で、暑いんだけどただ暑いだけであり、ありとあらゆる麦茶のコップが汗をかいていた。その夏のことです。

ビニールのクロスがかかったテーブルにひじをつくと、ベタっとくっついてちょっと気持ち悪い、あの夏のことです。

あの夏は、あの入道雲はどこへいったのか。ほぼ同じような気候、同じような風景はここバンコクにもあるのですが、なにか違うのです。あの夏じゃない。短パンのあの夏じゃない。

ところで。ぼくがこれはやめられない、と思っていることを教えます。それは、一年中サンダルでいられることです!これはやめられない!
ぼくは、本当に靴下がきらい。家に帰るとすぐに脱いでいました。もうすぐに。一瞬で脱ぐ。まず靴下脱ぐ。それからリラックスタイムがはじめるわけです。冬でも靴下脱ぐ、もうそれはマストなのです。そして、同じく靴が嫌い。靴、脱げそうなところでは常に脱ぐ、会議中でもテーブルの下が誰にも見えないようなら靴脱ぐ、個人の机なら確実に中で脱いでいる、とにかく怒られなさそうなシチュエーションなら常に靴脱いでいたのが俺なのです。

ところが。もう一年以上、靴はいてません。これはらくちんだ。まじ、らくだよ。いやーらくだよ。うれしいよ。やめられない。靴なんてあんなもの、だれが発明したのか。あんな窮屈なものバカヤロー。

だから、ぼくは、足は、夏を取り戻した。そう思っています。ザマー見ろ!


ザマーミロ!

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