またバリの波にやられてしまいました。
昨日、同じアパートに住む元気なロシア人アレクシーが、サーフボードを買ったよ!と見せにきました。じゃあさっそくお試し行こうよ!ということで近くのビーチに行ってきました。
夕方5時くらいでしたが、意外にもいい波がたっていました。
腰〜胸、セットで頭といった感じです。
で、久々にテンションがあがってローカルに混じって波乗りです。
ですが、なかなか乗れません。やはり足が速いバリの波、パドル力のないぼくではなかなか乗れないのです。
で、そろそろ腕の乳酸も溜まってもうパドルする力が尽きたな、と思ったころのことです。
あたりはすっかり夕暮れといった雰囲気。
向こうの方から壁のようなものがやってきます。
ローカルも叫んでいます。
でかいセット(大波)がやってきたのです。
ぼくも思わず、グエ〜〜!とわけのわからない声をあげてしまいました。
でかい。。怖い。。。まあ体感的には3メートルくらいの壁がせまってくる感じです。
実際は1.5メートルくらいだったのかもしれません。でも腹這いになっている目線からみると巨大な波です。
やばい!と思いつつも、勇気を振り絞って波に向かってパドルします。
下手に波から逃げようと岸へ向かうと、一番危ない形で巻き込まれることがわかっているからです。
必死の思いですでに力つきた腕をふりまわして波に特攻します。
なんとか波の中に潜ってやり過ごしことができました。
はあ、助かった。。
と、また次の壁が迫っていました。げげーーー!心が叫びます。
また必死の思いで波に突撃します。またなんとかやり過ごすことができました。
しかし、すぐまた次の波が来ており、ついに波にまかれながら岸のほうへ流されてしまいました。
もうもみくちゃです。ボードがどっから飛んでくるかわからないので腕で頭をガードします。
ボードが足のあたりにぶつかってくるのを必死に蹴りますw 脇腹とかにきたら最悪です。
ふう。なんとか波がおさまり、海上に顔を出すことができました。ボードを探します。ありました。
リーシュコードでたぐり寄せます。なんとかボード確保、と、そのときです。頭上に壁が迫っていました。あっという間もなくまた波にもみくちゃにされます。
岸の近くだったため、崩れる波をまともにくらってしまいました。海中でぐるんぐるんと回転します。
必死で頭を抱えます。
何秒か意識が飛んだあと、気づいたら水上に顔を出していました。あーー死ぬかと思った。
ボードもありました。すぐさま沖を見ると、どうやらもう大波は来ていないようです。
次の波が来る前に、岸に上がれるか?パニクりながらも必死に頭を回転させます。
大波が来るなら岸より沖へ行かなくてはなりません。そしてここにいるのが一番危険です。決断を早くしなければ。気がつけば底に足がついている。ぼくは岸に向かって水中を走り出しました。急げ急げ。
もちろん首まで水の中ですから思うように進みません。それでもなんとか進みます。
沖を見ます。まだ波はきません。でも遠くの方にまた大波らしきうねりがみえます。
もう水面は腰ぐらいになりました。ぼくは必死でばちゃばちゃと岸へ走りました。
また波が迫っています。岸にたどり着きました。2、3メートルビーチを走り、振り返るとバチャーーンとでかい波がブレイクして跳ね返った波がそそり立っていました。
おーー助かった。
しかし、なんでこんな急にでかい波くるんだよ〜。こんなビーチで。。。油断してたー。
沖をみるとローカルは平気な顔で波待ちしていました。大波をやり過ごすすべを熟知しているのです。
さすがだなあ。。そしておれはまだまだなんだなあ。。
そして、翌日、朝起きると股関節に激痛が。
どうやら昨日の波にまかれたときにいためたようです。若干足を引きずってしまいます。
痛ててっ。またこれでしばらくサーフィンはお休みです。あーーバリの波、なかなか思い通りにはしてくれません。あーーゆっくりだなーゆっくりいかなきゃだめなんだなー。
まだまだこれから。一年中波があるバリなのですから、ゆっくり行こうと思います。
ちなみに、バリに来て3ヶ月、まだ一度もボードに立ってません!泣ける。
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