10/18/2012

戦争論3

さみだれ式に戦争の話を続けていこう。

いったい戦争とは何か? それがまず不思議だ。先の太平洋戦争を考えれば、それは「宣戦布告」から始まる。真珠湾攻撃はだまし討ちとも言われているが、いずれにせよ日本が米国に対して宣戦布告をしたことは事実だ。

宣戦布告とは、今からあなた国と戦争しますよ、という一方的な通告だ。相手に受理されなければ攻撃しないというものではない。宣戦布告したら、有無を言わさず攻撃するのだ。それは一方的なものだが、同時にルールに則った行為でもある。わざわざ「公式に」通告するわけだからである。本当に相手を壊滅させたいだけなら、無言でミサイルをぶち込んだっていいわけです。でも一応、通告する。いまからやっちまうぞ!というだけのことだと思うけど、一応言うわけです。それが当時の国際的なルールなわけです。

そして、どっちかが劣勢になって、もうやってられない、となれば「講和」を申し込むわけです。太平洋戦争の場合は日本が白旗をあげ、「サンフランシスコ講和条約」が締結されたわけです。まあ、勝ったほうからすると、これ以上攻めるのやめてやってもいいけど、それなりのわびは入れろよな、ということですよね、これは。

宣戦布告に始まり、講和で終わる。それが戦争です。少なくとも太平洋戦争当時の戦争はそういう「ルール」 の上で行なわれたのです。つまり、完全に合法行為なんです。国際的な法律があったとすれば。

ぼくは子どもの頃、まずそのことが理解できませんでした。合法行為として、つまり双方合意の上で、何百万人も殺し合うことができるのか!と。
日本軍兵士が230万人死んだのも、 日本の一般市民が80万人死んだのも、すべてルールに基づいて行なわれたことの結果なのです。

そこことがいつまでたっても腑に落ちないんです。

戦争はただの暴力行為ではない。国際的に(当時は)認められていた国家対国家の外交行為の1つだったわけです。あるときには、仲良くみんなで戦艦を減らしましょう、という条約を結んだりもしている。太平洋戦争当時、「戦争」はかなり普通の行為だったということでしょう。

現代日本では、戦争はまるで悪魔の所業、一から十まで非人間的な悪の行ないだという風潮がありますが、少なくとも過去はそうは解釈されていなかったということです。


戦争は犯罪行為ではありません。この現代においても。


まずそれをよくきもに命じる必要があると思うのです。戦争、即犯罪ではないのです。戦争は犯罪ではない、ただちに断罪されるべき悪ではないが、うちの国はそれをもうしませんよ、というのが我が国の憲法第九条だと思っています。

でも、戦争は犯罪じゃないってことで本当にいいんですかね?

一カ国の中では、例えば日本の中では何が犯罪行為なのかは割と明確です。刑法や過去の判例をひも解けば、また、裁判にかければ、その行為が犯罪かどうかははっきりします。でも問題が国際間にまたがる場合はどうなるのでしょうか。なんとなく、あいまいになっている気がします。(実はぜんぜん調べてませんけど。。)

一応国際法なるものがありますが、あんまり判例とか効いた事ないですよね。というか、東京裁判とかが国際法にのとって行なわれたとしたら、国際法とやらのお里が知れようというものです。

おっとこれ以上は、法律の専門知識がない僕が書き進めるのに適していない気がしてきました。

ただ一点、繰り返し言うと、戦争は犯罪行為ではありません!

そこんとこ、よろしく。


とここまで書いて、不安になったのでググってみた。
そしたら、どうやら戦争は国際法上でも違法行為とされているみたい。1928年のパリ不戦条約というもの以降は。でも太平洋戦争はその後に起きてるんですけどね。。

でもそのあとの国際連合でも、もう一度、戦争は違法行為と規定され、自衛以外の戦闘行為は違法となったようです。でも、世界を見れば、やってるよね?アメリカとか、ロシアとか、中国とか。

まあなんだかよくわからんくなったので、いったんしっぽを巻きます。
調べてから出直します、すみません。。


0 件のコメント: