10/15/2012

エクストラ・キーボード

さて、今日は月曜日、今日もオフィスに来ています。最近どうも朝食をたべないと代わりにお菓子を食べてしまうことに気づいて、今日は近所の飯屋で朝ご飯をたべました。なんだかわからないもやしの炒め物と、カボチャと、トマトときくらげのなんらかです。そういえば、タイは今日あたりからベジタリアン週間だそうです。10日ほどベジタリアンな食事をするとのこと。食堂にもそこかしこで黄色い旗が立ちます。これは、ベジタリアン料理を出してますよ、というサインだそうです。ぼくも今週はベジタリアンで行きたいと思います。

オフィスの隣の席にイスラエル人がいることはお話しましたね。かれはMacBook Proを使っているんですが、それとは別に外付けのキーボードを使っています。ぼくは、珍しいな、と思ってみていました。別にMacbook Proのキーボードで十分使いやすいけどなあ、と。で、今朝聞いてみました。えらいこだわりなんだね〜、と。すると、意外な返答が。いや、これはロシア語を打つために必要なんだよ、と。なんでも、彼はゲームデザイナーなのですが、プログラマがロシア人らしいのです。で、やり取りはロシア語でしていると。だからロシア語が簡単にうてるキーボードを使っているんだよ、とのことでした。なんだ、おれ、ダサイな。こだわり過ぎのオタクかと思ってたら、超国際的なクリエイターだったというわけ。面白いですね。イスラエル人がタイに住みながらロシア在住のロシア人のプログラマーと組んで世界向けにゲーム開発。横で見てると別に華やかではないんですけどね。淡々とやってます。


で、なんだ、そうか、戦争のこと書こうと思ったのだった。だが、今日はやめておこう。いま村上春樹のインタビュー読んでたら気が変わってしまった。

ぼくは知っている。よく、現実を見なさい、とか、現実逃避するな、とか、そうやって現実現実と言われるけど、誰も現実なんかを生きていないということを。

『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』

村上春樹のこの小説が、高校の英語の教科書に載っているそうだ。そして、村上春樹の『1Q84』はこの短編小説を下敷きに書かれたそうだ。氏いわく、大長編1Q84はこの短編の拡大版に過ぎないのだそうだ。

 かくいう僕は、この短編小説を読んだのか読んでいないのか定かではない。一時期村上春樹にはまっていたことがあるので、たぶんどこかで読んでいるはずだ。でも、内容を覚えていない。でも、この題名だけで十分だという気がする。

この短編小説「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」は、驚くほど多くの映画監督(志望の学生)から、映画化していいか、との問い合わせがあったそうである。20以上とか言ってたかな。しかも世界中の学生から、映画化していいかとのオファーが来るそうだ。 氏はOKしているそうだ。もちろん学生映画ならということだと思うけど。それほど、世界の映画監督志望の若者をインスパイアする短編だということだ。

まあ、単純に、すごくシンプルでキュートな短編恋愛映画をつくれそうな題名ではあるよね。でもやっぱり「100%の」って言うところがやっぱりそこは、そこはかとなく「あわれ」なのだ。

村上春樹は大和魂を書く小説家だ、といったら怒られるだろうか。

大和魂と漢字で書くとなにやら勇ましい。「やまとだましひ」でいい。
「やまとだましひ」が僕のなかにも鳴り響いている。小さな音で。それが日本文化で育ったものに等しく具わっていることだ。そしてそれは世界の人にも何らかのインスピレーションを与えるのだろう。

ぼくはやまとだましいひに至るために、大和魂の発掘から始めるのかもしれない。

何のことを言ってるいるか?それは自分でもまだこれから。まだこれからのことなんです。





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