5/27/2012

チキンライス



今日はシンガポールにいます。

今週どうも風邪をひいたようで、ふらふらするなあと思っていたのですが、重なるもので、半年に一度のビザの更新のためにバリを5月中に出国しなくてはならないのでした。どうも微熱があるようで体が熱いのですが、こればっかりはどうしようもなく、シンガポールに向けて旅立ったという次第であります。

おかげさまで、いまのところ、ひどくならずに治りそうな感じになっています。

今日は、知り合いに知り合いにチキンライスなる美味なる名物料理を食べにつれてってもらいました。冒頭の写真は、そのチキンライス屋です。かずある屋台の中でここだけ長蛇の列ができていました。
しかし、それだけの価値はあり、とってもおいしかったです。シンガポールに来たら、チキンライス、これはマストです。


実は半年前もシンガポールに来たのですが、そのときの感想は、あれー東京とあんまり変わんないぞ、ビルばっかりで面白くないぞ、というのが正直なものでした。バリ島にきて2ヶ月がたったころです。で、滞在2日で、もう見る物はないとばかりにそそくらとバリに帰ったのでした。たぶん始めてのビザの更新ということで、段取りをちゃんと踏めるだろうか、と緊張していたからでしょう、観光を楽しむ気分ではありませんでした。だが、今回は、もうビザの勝手がわかっているので緊張感がないことと、微熱があるので観光意欲ももとよりないことと、知り合いの知り合いがガイドしてくれるというおまけがあいまって、なんだか、シンガポール楽しいです。都会なのがむしろ楽しい。癒されるのです。

バリにくらべると人々もおだやか。うかうかしてるとだまされるぞ、とか、ぼられるぞ、みたいなのは皆無。成熟したカントリーです。空港の係員もみんなにこやか、手際良く処理してくれます。バリみたいに、ふてくされてだらだら、下手をするとワイロを要求、などという心配は皆無です。

あーここでは純粋に観光を楽しんでいいだね、そういうすこやかな気持ちになります。
なんだか、仕事もはかどりそうな勢いです。あ、そうそう、ネットが速いからだ。シンガポールはWIFIがとっても速い。ノーストレスです。バリにいるときは、仕事しながら結構ストレスあったのかも、と改めて思います。ネットが遅いというだけで、いろいろ待ちが発生して、いちいちストレスだったのです。ここではもうサクサク。

仕事をするためにも、シンガポール、もう少し滞在しようかな?とさえ思い始めています。ごはんも24時間の中華料理がいたるところにあります。明日はユニクロで買い出しなど予定しています。バリで変えない良質で安い衣料品を物色してきます。


シンガポールにサーフィンのできる海があれば、もうそこに住みたいな、と言う感じですね。都市と海のハイブリッドが今のぼくが一番求めている場所のようです。都市と海、そしてインターナショナルな環境、それがベストのようです。そして物価の安さが加わると鬼に金棒ですね。そういう場所はあるでしょうか。

物価も安すぎないほうがいいというのが今回始めてもった感想です。あんまり物価が安いと、現地の人と友達になりにくいのではないかな。一緒に遊べない感じというかね。ある程度経済状況が似ていないと、友達にもなりにくい、そう思いますね。

とはいえ、いまのところその物価の安さに助けられてなんとか生きてますってことなので、言えないんですけどね。でも感想としてはそういう感じです。


しかし面白いもので、空港に着くまでは、いやだなあ、なんでいちいち出国しなくちゃいけないんだ、とぐちをこぼしていたのですが、空港というのは魔術的な場所で、出国審査のゲートをくぐると、なんだか急に元気が湧いてきたのです。これから外国いくんだ!というワクワク感が立ち上がってきたのです。バリだって外国なんだけど、長く居るともう外国効果が薄れてきていたようです。毎日がマンネリ化するんですね。バリから出れるというだけで、なんだかわくわくして、空港に着く前は、できるだけ最短で帰ってくることにしようと思っていたのですが、今などは、風邪がなおりそうなら、もうちょっと長居してもいいんじゃないの?という気も湧いてきました。あわよくば東南アジア一周してみるか、などと思ったり。しかし、今回はほとんど準備も何もしてきていないし、パソコンも壊れそうなので、やっぱりそこそこで帰る方がよさそうです。バリに帰ったら修理ださないと。というか今週は仕事溜めてしまったのでキャッチアップを急がないといけない。いろいろあって大変なのです。しかし、体調管理は本当に大事ですね。気をつけていきましょう。


どうすれば日本が世界の中で勝てるのか、一等国になれるのか、という競争はやっぱりもう終わるんだな、ってここシンガポールで思いました。みなさん知っていますか?シンガポールにはラスベガスより売り上げが大きいカジノがあるのです。今日はチラ見してきましたよ。ドキドキしていったのですが、なんということはない、普通のおじちゃん、おばちゃんがルーレットを囲んでいました。怪しい雰囲気一切なし、日本のちょっときれいなゲームセンターという感じです。もちろん規模はぜんぜんちがいますがね。普段着で行ける感じです。

しかし、シンガポール政府もよく考えたもので、外国人は入場料無料なのですが、シンガポール人は6千円ほど入場料をとられるそうです。そうやって自国民をギャンブルから保護しているのです。さらに、家族からの申請があれば、その人の入場を禁止にする制度があるそうです。たとえば、夫がカジノに狂いだしても、奥さんが申請すれば、旦那は今後一切カジノに入れなくなるのです。これも自国民を保護する制度ですね。

うまくやっています。もちろん治安もぜんぜん問題なさそうです。悪そうな人はぜんぜん見かけません。ほんと観光客が集ってる感じです。それでラスベガスを超えられるなら、それはそれでいいんじゃないかと思いましたね。
東京にもカジノを、というプランもあるそうですが、ぼくはいいと思います。ありですね。シンガポールみたいに、ちょっと制度をうまくつくって、日本人がカジノで破産者続出、みたいなのだけ防げば、ありなんじゃないでしょうか。巨大なテーマパークにしか見えなかったですね、ぼくには。それほど健全さが漂っていました。
日本のパチンコのほうがよっぽど不健全ですね。それが規制されないってのも世界の非常識なんじゃないでしょうか。あれはレッキとしたギャンブルですね。日本国民はどこの国よりも普通の人がギャンブルに手を染めている国民なんじゃないでしょうか。カジノがあるシンガポールだって町中にパチンコなんてありませんから。
ね、面白いよね。日本にいるだけだと、え、東京にカジノ?あり得ない!何を考えているんだ!という反応をしてしまっていましたが、それはやっぱりすぐダークなイメージが出てくるからですね、マフィアが葉巻吸いながら札束どさどさみたいな。でもシンガポールで見た世界第3位のカジノはしごく健全な雰囲気だったとか、そういえばもう見慣れすぎた昼間から学生や主婦がパチンコじゃらじゃらという光景が急にいびつなものに感じられて来たりとか、そういうのも外国効果なのかもしれません。

日本には特にそういうものが多い気がしますね。自衛隊とかね。あれは世界的にはどっからどう見ても軍隊ですよね。軍服きて戦車に戦闘機なんですから。日本国軍ですよね。それでいいのに、そう呼ぶと何かが起きてしまうというのでしょうか。というか、国軍と呼ばないことによって平和が保たれるとしたら、それは単に未成熟な国だというだけのことではないでしょうか。そんなごまかしなどなくとも平和は保たなくちゃいけないはずですね。それとも自衛隊と呼ぶからこそ戦争しなくて済んでるのでしょうかね。そのあたりはよくわかりませんが、国軍は国軍だと思いますね。まずはそう定義してからルールを決めたほうがいい気がするなあ。これまでの経緯は置いておくとすれば。

パチンコだって完全にギャンブルでしょう。あんなとなりに景品交換所などという名前の、現金交換所があるわけですからね。あれ、一応、別の場所だから合法ということでしょう?なんというか、こっけいですよね。カジノです、ってやっちゃえばいいのに。だってカジノに並んでるスロットマシーン、あれはパチンコ屋にあるスロットマシーンとほとんど同じものでしたよ。もうまったく同じ。カジノが国中にあるのが日本なんですよね。

いや、おれはその是非を問うているわけじゃなくて、パチンコはギャンブルではありません、などと言う物言いがあるとしたら、それはもう通らないよね、ということです。そんなのみんなわかってる?じゃあ、国民をギャンブル漬けにしてるのはありなんでしょうかね。カジノなんかより問題だと思いますね。というか、政府というか、自分たちが自分たちをだますためにそうしているんでしょうね。ギャンブルやりたいから。

日本は元来、欲望には寛容な国だと言う気がします。色気のほうもそうですよね。それはそれでいい気もします。人間はそのくらいがいいんだよ、という気がします。でも、パチンコはギャンブルとちがう、自衛隊は軍隊とちがう、ということばのアヤの地続きのところで、原発事故も起きたのではないか、とぼくは勘ぐっているのです。

あーなんかまた暗いことを書いてしまった。。南国からのお便りブログのはずだったのですが。
まあ、またなんかいいことあったら、そのとき、報告しますので!

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