5/20/2012

さみしいけど気が楽

最近、お金シリーズを延々と書いていますが、もうそれはいいよ、という人もいるかもしれないね。
まあ個人ブログだから気にせず書くけどね。お金にまつわる暗い気持ちは、おれのテーマでもあるので、こうして少なからず人に読まれるという力を利用して、自らのお金への関わりかたを見てみようという試みでもあるのです。

ところで。
バリ島に住んで半年超、率直な感想を一言でいうと「さみしいけど気が楽」になります。
さみしいというのはもう何回も書いてるとおり、毎日ひとりっきりでいる時間があまりにも長く、まだ友達ネットワークも整備されておらず、パートナーなどもいないことなどから、ああ、なんだかさみCと思うことが多いのです。それは時間が解決するかと思いきや、以外と長引いています。

それはさておくと、次は、なんだか気楽だなあ、という気持ちがあることに気づきます。
ここにいると、あまり自分を比較する対象と出会わない、ということかもしれません。
同じ歳くらいの日本人男にはめったに会いませんし、なんというか、ばりばりやってます!みたいな人はあんまりバリにはいない。どこかみんなのんびりしてる。日本人ね。
外人は、あいつは外人だから、と思うから、比較対象にはならない。
そうなると、たまにFacebookなどで元クラスメイトや元同僚が、会社社長やってます、だとか、子ども生まれました!だとかの書き込みを見たときくらいです。あーなんかおれ置いてかれてるのかなあ、って不安になるのは。やっぱりおれはダメ部族に入るのかなあって。

ひるがえって、一番大事なのはやはりお金です。
当面生活できるお金さえあれば、一晩寝た後に「まあいいや、なんとかなるさ」と思い直すことも可能なのです。そう、大事なのは黒字であるということです。
生計が赤字であれば、つまり、貯金を積み減らして生活している場合、ああ、早くなんとかしなくちゃ、と毎朝起きるたびにぞっとしなければなりません。一日一日とお金は減っていくのです。そして増えはしないのですから。つまりサスティナブルじゃない。続かないということです。

曲がりなりにも日銭入って、金銭的にサスティナブルな状態にでいるなら、「また明日考えよう」でもいいわけです。ぐずぐず悩んでないでとりあえずおいしいものでも食べにいったほうがいい。

しかし、サスティナブルでないなら、ああ、この食事代の分だけ、生きられる時間が減ってしまった、というような感覚にさえとらわれてしまうのです。それほど生きて行くということにお金というものがビットリと絡み付いているのです。

このような話は、社会に出てからずっと安定的に収入を得て来た人には、何の話かピンとこないかもしれません。

なので、一気に暴力的な方向に飛びます。

若い諸君よ、大事なのは金だよ!日銭だよ!わずかでもいい、日銭が稼げるメドがつくなら、半年でもいいから日本を出てしまいな!そしたら自分が生きているのに何が必須で、何がそうでもないのか、についての新しい視点が得られるだろう。

と言っておきます。

ことばが足らないようです。

日本を出て半年、なにか新しい発見があったかというと、それは、あ、おれというのは、このちっぽけなひとつの肉体のことなんだ、という発見です。

肉体が移動するのです。この肉体が日本列島を離れ、バリ島で生きているのです。この肉体がバリの気候に順応し、この肉体がバリのご飯を消化するのです。

なにをイワンとしているのかわからなくなってきました。


今の日本はダイナミックじゃない。そういう感想を持ちました。
もちろん、東北の津波、原発事故など大災害がありました。それは昨年の世界最大といっていい災害です。そこから復興しようとしている。だが、それだけのことがあった日本が何も変わっていないようにも見えます。というか、話題がなんか小さい。ニュースや人々がFacebookやツイッターでつぶやいている話題が小さい。橋本大阪市長、彼はいままでの政治家ができなかったことを実行していこうとしているという面では、なんだかすごいな、と思うけど、なんというか、ダイナミックじゃない。小沢一郎、控訴された、反小沢勢力がうんぬんかんぬん、ダイナミックじゃない。AKBがどうしたこうした、ダイナミックじゃない。金環食、それはおれも見たいけど、ダイナミックではない。

こんな風に書いて行くと、じゃあおまえはどんだけダイナミックか、とか、インドネシアはどれほどダイナミックなんだよ、と言われると、すみません、比較検討しているわけじゃないんです、としか言えない。比較してるのではない。なんか日本、ヤバいんでしょ?だったら、もっとダイナミックなことがばんばん起きてもいいのにな、って外野的な視点で見てしまうとそうなるのです。

たまに、日本人と話していると、「日本はもう終わりだ」とか「日本はこれからどんどんダメになっていくだろう」などとしたり顔でいう奴がいるが、それって余裕の発言ですよね?
本当はダメにならないと思っているか、日本がダメになっても自分は大丈夫だ、という何か秘策があるのかわかりませんが、おいおい、余裕あるね君、と思ってしまうのです。

前にも書きましたが、ぼくは日本の会社からお金をもらって働いていますので、日本がダメになったら超絶困るのです。インドネシアで生きて行くことすらできない。なので本当に日本がダメになるのなら、完全に国籍を変える事を真剣検討しないといけない。というか、だいたいダメってどういう状況のことなんでしょうね?貧しくなる。一時のソ連のような感じでしょか。食べ物も買えない。でも、いま、ロシア、景気いいみたいですよ。バリ島のロシア人めっちゃいます。どれくらい多いかというと、レストランの看板メニューが、英語の次はロシア語で書かれていたりします。かつては日本語だったのかもしれません。

すっかり迷走した。
何がいいたいのか自分でもわからないけど、なんか余裕あるんだねえ、みんな、ということと、実感してることと吐いてる言葉一致してる?ということと、さみしいから絡んでくれよ、ということです。

ではまた。

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