3/15/2012
あれ、わるくないじゃんKFC
昨日は夜の10時に起床して(いったいどうなってるんだ!)、少し仕事をしていたら腹がへってきたので、近くのケンタッキーフライドチキンに行くことにした。
定番の、チキンとご飯(バリではご飯があるのだ)とペプシを注文した。レジの店員の男の子が、「イチ?イチ?」と聞いてくる。1つでいいか?ということらしい。というか、日本語だよ!っていうアピールだね。「イエース、イチ、イチ」と愛想笑いをしておいた。愛想笑いといったのは、そのとき僕は少し疲れていて、あまり交流したくはなかったのだ。
で、ニコニコ店員からチキンを受け取り、食べていた。すると、テレビから何やらダンスの映像が流れてくる。インドネシアの若者がブレイクダンスをがんがん踊っているのだ。「おお!」思わず見入ってしまう。うまいのだ。女の子がポップダンスをバチバチと決めている。かっこいい。へーインドネシアもダンス流行ってるんだー。ぼくはよく見ようとテレビの近くの席に移動した。
しばらく見入っていると、「ダンス好きなの?」と声がした。あのニコニコ店員が近くに来ていた。
そうそう、ダンス好きなんだよねー。そうなんだ、インドネシアも流行ってるよ!みたいな会話をごにゅごにょしていた。
そしてごごにょごにょしてる間にFacebookのアカウントを交換したりして、一緒にテレビみながら、サッカーの話とか、女の子の話をしていた。(ちなみに日本の女の子が大好きだそう。はやり肌が白いから。そして目が細いからだって)、1時間くらいはぺちゃくちゃやっていた。途中、お客がくると、席をはずしてレジを打ちにいっていた。
ぼくはまあ、やっぱりどこか調子が悪く、あまりテンションは上がらなかった。まあ、向こうもがっつり話しかけてくるわけじゃなく、一緒にテレビを見ながらごにょごにょやっていた。お姉さんは歌をうたってるんだ、とか、将来はビジネスマンになりたいんだ、とか言っているのを、そうかーなんて聞いていた。
そんで、適当なところでバイバイして、向かいのドーナツ屋で仕事の続きをしているところなのだ。
で、ふと思った。別にもう慣れっこになってたけど、こんなこと日本はちょっとないよなーって。
ケンタッキーの店員がいくら深夜の暇な時間だとはいえ、お客と一緒にテレビ見ながら世間話してるなんて。なんだかんだいっても、バリってゆるいところなんだなーって再確認した気持ちになった。
そして、これってやっぱ悪くないよな、って思った。お客のおれからしても、別にちゃんと注文は聞いてくれるわけだし、暇な時間にカウンターから出てきて世間話したっていいよね。深夜なんだし。と思った。もちろん、ぼくがマネージャだったらそうは思わないかもしれないとは思う。やっぱりダレてる、っていう印象は否みようがない。
でもね、いいんじゃない、こういうのも。日本がよくないっていうわけじゃない。日本のファーストフードのサービスの質の高さはまじ感動レベルだ。あんな丁寧な対応はどこの国でも出会えない。でもこういう、お互いひまだからおしゃべりしようかってのも、これはこれで悪くない。俺は好きだね。
そういえば、ドーナツ屋に入るとき、テーブルで談笑してた男の子たちがぼくを見て一斉に立ち上がった。なんだ??と思ったら店員たちだった。そそくさと立ち上がってカウンターの向こうへ消えていった。なんか悪いことしたなーって気分になった。おれ一人のために、おしゃべりの時間を邪魔してしまったようだ。でもこっちもお客、ドーナツをたべる権利くらいある。でも、店員達には、苦しゅうない、レジが終わったらまたおしゃべりしなよ、って言いたかった。言わなかったけど。
忙しい時はきびきびレジを打たない店員にイライラすることもあるけど、こんなひとりぼっちの深夜は、悪くないじゃん、って思えるね。
あ、それからニコニコ店員、津波のこと気にしてくれてた。バリ中の人が日本のためにお寺でお祈りを捧げてくれたそうです。
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