スーパーのイオンが全食品を放射能測定して、基準値を超えたものは売らないと宣言したというニュースを見ました。
これに思うことです。
いま、こう議論があるでしょう。つまり、それでは福島の農家の人はどうするんだ!、日本国民として、多少の放射能が検出されても、がんばって福島の野菜を食べるんだ、応援するんだ!という意見があるでしょう。ないのかな?少なくともそういう空気が一部あるでしょう。
そ、その派生物として、そもそも放射能を測定するなどという無粋なことはするな!黙って福島の野菜を食べろ、という空気もまた漂っているにちがいありません。一部に、です。
そういう空気が漂っているところに、イオンのニュースがあり、人々は喝采しながらも、微妙な気持ちになっているのです。
ですが、狂牛病のときは、どうだったでしょうか。輸入牛の全頭検査、当たり前だろう!と盛り上がったはずです。ある時期に全頭検査をやめるとなったとき、アメリカの圧力に屈するのか!となったはずですね。アメリカの農家を応援するために多少のリスクは引き受ようよ、という意見は皆無でした。
別に、国差別だ、と言いたいわけではないのです。合理的な反応はどちらなのか、ということです。
先ほどのTPPの話と同じく、福島の農家を応援するなら、それは放射能測定をせずに、不安におののきながらリスクを引き受けることではなく、福島の農家が失業しない方策を別で練ってもいいんじゃないか、と思うのです。
そんなのわかってる、それができれば世話はない、じゃあおまえのアイデアはなんなんだ、と言われそうですね。
すみません。まだないです。
ただ、福島の農家を想うことと、放射能測定は関係ないだろう、と思うわけです。
とりあえず、そう思っちゃったわけなのです。
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