11/25/2011

もういちど


これはバリ島はジンバランというところの道の途中です。
ここを通っている時、とても懐かしい気持ちになっていることに気づきました。
なにがなつかしいのかーって思ってると、あ、そうだ、夏休み!
そう、この風景はぼくに地元での夏休みを思い出せたのです。
風景だけではなく、その静けさや、空気感です。

ひとりっきりで虫取り網をもって、裏の野原を散策していたあの夏休みの日を思い出しました。


ところで、人はひとりでは生きられないものですね。
ぼくが最近どうも調子が悪いのは、寂しいからだということがわかってきました。
毎日だれかとあいさつをかわす、今日はどうした昨日はどうしたとしゃべる、こういうことをことの他、必要としていたのです。

1週間、2週間の旅行なら異国の異国らしさを堪能すれば事足りるのでしょうが、1ヶ月、2ヶ月となってくると、はやりそこは人とのつながり、そういうものを求めるのでしょうか。

バリ島のバリ人たちは、バンジャールという強固な地域社会の中で生きています。
基本的にいつも家族と同居しているのです。若者が一人暮らし、というのは稀なケースです。
だいたい一人暮らしをしているインドネシア人は、ジャワ島などから出稼ぎにきている人たちです。

やはり家族や親類、ご近所という地域社会あってこその幸せなのでしょうか。
しかし、いくら地元があるからといって、ぼくはもやは地元だけで暮らすことに満足しません。
都会の暮らしを知ってしまったし、海外にだって住みたいのです。好きな時に好きな場所に住みたい。この欲望を今、押さえられずに生きています。

でも、つながりも欲しい。

これからどういう人生設計があり得るのでしょうか。
ぼくは子供も欲しいです。子供ができたら、海外を連れ回すようなことはちょっと無理でしょう。
そういうようなことをつらつら考えていくと、将来設計というものが見えなくなってくるのです。

まあ、そのときはそのときの気持ちがあります。家族ができればまた欲望のあり方も変わっていくでしょう。

この寂しさがぼくを動かし、何か新しいことを始めさせるのかもしれません。
という希望的観測をもって、しばらくやってみようとしています。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この道、私もなんだか好きですよ。
懐かしくさえ感じます。

異国で日本人一人、この寂しさお前らにわからんだろ!と思って暮らしていても、結局、生活に彩りを与えてくれるのは地元の友達だったりするんじゃないかと思うと、辛いときこそ温かみが感じられて、私は好きです。

言葉はこの先、バリ島内で引越しても必要なわけだし、覚えるに越したことはないと思います。(方言話せたら、怖いものなし~)

郷に入りては郷に従え。

従えなかったときは、日本に帰って来るとき、ということにしてみては?だって、そこはバリ島だもの。

でびより