11/03/2011

神様への捧げ物「チャナン」


バリでは店先などいたるところで、このようなお花とお菓子とお線香の入った入れ物が置かれます。神様への捧げ物で、たぶん朝昼晩と3回ほど捧げられます。チャナンと呼びます。

もう道端のいたるところに置いてあります。

ぼくがよくいく食堂でもやっていました。

この人は海に向かってチャナンをお供えしています。きっと海の神様へなのでしょう。

こういうのが毎日行われています。

前に、ロジョールにサーフィンガイドをお願いしたときのことです。
サーフィンが終わって、ご飯をたべよう、となったのですが、
ロジョールが「チョットマッテ、オマツリ、マダ。 家にイク。ダイジョウブ?」と言うのです。
よくわからないので、いいよ、と答えました。
そのまま一緒にロジョールに家に着きました。時刻は正午くらいでしょうか。
家についたロジョーるはチャナンをかごいっぱいに入れて持ってきて、
家の敷地のそこかしこに置いて回りはじめした。手でお線香をそよがせたりしています。
なにかの儀式なんでしょう。だいたい10っ箇所くらいでしょうか?
家の中に小さな祠があるのです。そういうところに備えます。庭とか玄関にも起きます。
そんなこんなで小一時間、チャナンを起きまわっていました。
これを毎日やるそうです。

ぼくが大変だね〜って顔で見ていたら、ロジョーるは笑いながら、意外と大変じゃない、気持ちいいよ、と言いました。
「オマツリ、気持ちいいよ。」

そして、こう言いました。
ロジョールの家族、前は何もなかった。
お店ない、車ない、バイクない、なにもなかった。
ロジョール、オマツリ毎日した。お祈りした。
いま、お店ある、車ある、バイクある、みんなある。
オマツリ、大事よ。お祈りすればするだけ、いいことあるよ、と。

たぶん、本当です。

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