7/31/2012

バンドゥンの悲劇


バンドゥンの2日目。午前中は仕事をして、昼から散策に。
とりあえず、宿から地図をみながらやみくも歩いてみる。これが僕のいつものやり方だ。とにかく徒歩、どこだっていい。たまたまの宿の近くの道路でいい。そして、一応聞いておいた、目抜き通りをめざして歩く。迷う。暑い。でも歩く。なぜなら、バスの乗り方を知らないからだ。

そして、「アジアアフリカ」という名の大きな道路に出た。なるほど、たしかにでかくて立派な道路だ。しかし、ほんとうにただの道路で、お店もなにもない。ふと見ると、人力車のおじちゃんがおいでおいでをしている。乗ってみる。なんか適当に噛み合ない話をしていたら、おじちゃんは走りだしてしまった。どこか行き先がなんとなく決まってしまsったらしい。おとなしく乗る。どうせ人力車、迷うほど遠くまでは行かないはずだ。そして走ること15分ほど、いろいろ路地を抜けた気もするが、同じアジアアフリカ道路の少しいったところに着地していた。あいかわらず何もない。

おじちゃんに、どこか高いところへ登れる場所へ行きたいのだが、と言ってみる。身振り手振りで説明すると、わかった!と言ってまた走り出した。おとなしく載っていると、またアジアアフリカ道路のもといた場所に戻ってきていた。そして、ほらここを登れ!と指差したその先には、歩道橋があった。。たしかに少し高いところだ。もうあまりの暑さに元気をなくしていた僕は素直に降りた。そして、最初200円と聞いていたので、色をつけて300円を渡そうとしたら、500円だという。往復したから500円なのだ、と。そして、服をぱたぱたさせて、おじさん頑張りすぎて疲れちゃったよ〜というアピールをした。おれは、ややや、これはぼったくる気だなと思うが、もう疲れていたのとおじさん、たしかにがんばったのでとりあえず400円で手を打つ事に。

そしたら、そこに大きなモスクがあった。イスラム寺院だ。歩いて行くと、トイレがあったので入る。なぜか地下に階段を下りていく。と、そこでは人々が足を洗っていた。足だけでなく、顔や手も念入りに洗っている。あーこれは礼拝の前にお清めをする場所なんだと納得。ぼくもみんなのマネをする。そしておそるおそる別の階段をのぼって寺院の中へ。

そこでは人々が壁にむかって立ったり正座したりぬかづいたりしてお祈りをしていた。敬虔な感じだ。ぼくはお祈りこそしなかったが、壁際にもたれてその静かな雰囲気を味わっていた。これがイスラム教か〜。ふだんはヒンズー教のバリ島にいるが、ここバンドゥンはどっぷりイスラム圏のようだ。みんな敬虔な感じ。お昼の礼拝に来ているのだろう。しかし、産業資本主義にどっぷりの日本人の僕は、こんな疑問を感じてしまう。こんな平日の昼間からみんながお祈りに来てたら、経済回らないんじゃない?と。たしか一日に何度もお祈りするらしいし、ほんとにそんなことしてたら、仕事がはかどらないじゃない?と思ってしまうのだ。と同時に、こうやってちゃんと毎日祈りにくることを習慣にしている人たちってすごいな、とも思う。見ていると、なんかちゃんと神に祈ってるっぽい。瞑想してるような感じかな、と思う。とすれば、毎日瞑想してるってすごいな、と。
そんなことを思いながらいつのまにか昼寝をしてしまった。気がつくと一時間ほどがたっていた。

そそくさと退場して、ウォーキング観光を続ける。しかし、しかし、ここからは悪口。街が汚い。薄汚れた感じ。さぶれた地方都市なのに人口だけたくさんいる、みたいな印象。道もゴミだらけ。車とバイクの排気ガスで息も苦しいくらい。スモッグがかかってて、遠くに山らしきものが見えるだが、ちゃんと見えない。
なんか、失望。これがかつてインドネシアのパリと呼ばれた街なのか。。。

物もらいもたくさんいる。今日だけで5人以上にお布施した。貧しいんだな、この街は。それが第一印象だ。
不思議な気持ちになる。イスラム寺院はあんなに立派で、お祈りする人々はあんなにも敬虔だった。この人たちはいい人たちにちがいない、そう思わせる雰囲気があった。でも一歩外にでると、ゴミだからけでカオスで臭い。このギャップは何なんだろう。お寺をあんなにきれいにしておける人たちが街をあんな状態で放置するなんて。。

ここには、なにか僕のわからない文化の何かがある気がする。価値観の何かというか。もしかするとイスラムの人たちにとって街とはどうでもいい場所なのかもしれない。お寺などの聖域に比べると。わからない。どうしてゴミを拾わないのか。

これは悪口というより不可解なのだ。どういうことなのだろう。
そして、どぶ川の上に橋を渡すように立てられているスラム?街い迷い込んだりして、夕方までてくてく歩きました。スラムなどというと失礼なのかもしれない。下町と呼んだ方がいいのかもしれない。貧しそうではあるが人々の目は決して荒廃していない、子ども達も楽しそうにたわむれていた。

とはいえ、排気ガスにまみれての市内観光、どっぷりと疲れ、失望が体にまとわりついてしまいました。そうだ、美人の産地バンドゥンというのも、なんというかその、まあ、簡単にいっちゃうと、裏切られた気持ちです。。
これが一番痛い?

とはいえ、ここで終わるのもなんなので、明日は少し郊外にある中でも風光明媚らしいエリアに行ってこようと思います。期待はあんまりしてませんが、なんでも見てみよう、という感じです。

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