7/24/2012

道の仕事

バリ島の大通り、サンセットロードには小銭をせびる子ども達がいる。信号で止まると、待ってましたとばかりにこども達がよってきて手を差し出してくる。毎日、朝から深夜までいる。5歳〜10歳くらいのこどもたちだ。中には赤ちゃんを抱えている子もいる。

最初にうちはかわいそうだなと思って、小銭をあげていたが、毎日毎日いるし、意外と元気そうだし、よく見ると影に親がたっててこどもを見張っている。つまり、親がいないストリートチルドレンというわけではなく、親に言われて小銭をせびっているのだ。
それを知ったとき、なんだよ、と思って以後、お金を渡さなくなっていた。

だが、さすがに深夜12時に赤ちゃんを抱えた女の子に手を出されるとつい、小銭を探してしまう。小銭をわたさないとプイとむこうへ行ってしまうクソがきは無視するようになったが。

ところが、最近、あれは彼らの仕事ではないか?と思うようになった。孤児ではない、ということでだまされた気分になっていたが、いくら親がいるからといっても、朝から晩まで道で車やバイクに手を出し続けているのは事実であり、彼らの生計の手段になっているのは確実であり、親が仕事してないのも事実かもしれないが、あれはそれでこどもたちの仕事といっていいのではないか、と思うようになった。

仕事なんだから稼いでもいいのである。あとはこちら側がいくらあげたいのか、もしくはいつあげて、いつあげないのか、誰にはあげて誰にはあげないのかという微妙な指向があるだけなのだ。

ということで、ぼくは機嫌が悪くなくて財布に小銭があって、まあくそガキじゃない奴だったら、銭を与えることにしている。

あれを仕事考えれば、あの子達はすごい長時間働いてる。マジでけっこう稼いでる可能性もあるが。。まあそれはおれの預かり知らぬところである。

でもおれより稼いでいるようなら、当然、1円もあげたくないところではある。

という、なんか変なことも書いてみる。

0 件のコメント: