1/08/2013
現在には現在の
昨日、またゲーテのこの言葉を思い出していた。「現在には現在の権利がある」だ。
話は飛ぶが、また、数年ぶりに思い出していたことは、新宿のそば屋で偶然相席した白髪の紳士(というにはエネルギーがありすぎたが)に言われたこと、「あんたまだまだ小粒だ。大海に出てもっと恥をかきなさい」だ。
もちろん酒の席でのこと、特段深い話をしたわけでなし、よくある人生の教訓というやつだろう、でも、なんだか耳に残った。恥をかきなさい、というアドバイスがどこか珍しかったからかもしれない。
といいながらもすっかり忘れていたのだが、最近、2、3、恥ずかしいことをしてしまったからかもしれないが、恥をかくってなんだろう、ってふと考えたりしていた。
恥ずかし思いをしたあとで、でもそれは、やはり何らかの行動の結果であり、何か結果が見えないことに向かって足を踏み入れてみた証しでもあるのではないだろうか。
もう恥ずかしい事しかやらないぞ!と気炎をあげたくなるときさえある。
日本では既得権益を守る人たちがあらゆる変化をつぶそうとしていると言う。既得権益を守りたい勢力と崩したい勢力の戦いが始まるのだと見えるときもある。でも、既得権益の開放が本当の問題ではない。既得権益にしがみついている人々、それはたぶん僕自身も含まれる、が、既得権益を手放してでもやりたい何か、いきたいどこかがないことがさみしいことなのだ。自分をその中に溶かしこんでしまいたくなるような何かだ。
まあそうは言っても、理想的にすぎるのかもしれない。現実のあれやこれやに対応することで手一杯なのだ誰だって。自分だって。
誰もがどうしても忘れていたいこと。時は過ぎ行くということ。変化は止められないということ。それに比べたらあらゆる社会問題なんてものの数ではないのだ。
なんて言ってみても、どうすることもできないのさー。
今日は、久しぶりに午前中に割とスッキリと目覚める事ができた。だいたいわかってきた。やはり、夜の心理状態によるらしい。夜にモヤモヤしていると眠りにくい。考え事がつづく。ということは基本的に毎日モヤモヤしてるという事実。
昨日は少し気分の爽快なことがあって、そうなると、なんだか眠る許可を自分に与えることができたのだ。
脳との戦いばかりをやっている私です。自分の脳が、自分の思い通りにならない。これはいったいなんなのでしょうかね。この脳という臓器は。まったく、言う事を聞かない奴だ。おまえは、いつまでもぶつぶつと言って、なんだ、おまえは。
夜の屋台飯を控えるようになったらお腹がひっこんできた。わかりやすくていいね、お腹はわかりやすいね。
そうか、脳もそうなのかも、本当はわかりやすい臓器なのかもしれないね。ちょっと検討しよう。
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