9月からオンラインで歴史のコースをとっている。オンライン学習をお試しするのだ。「coursera.org」というサイトで、英語の勉強もかねている。コンテンツはとてもよくできていて、毎週一時間くらいの講義の動画をみて、エッセイを書くらしい。エッセイのほうはたぶん書かないw
で、そのコースは西暦1300年以降の世界の歴史についてなのだが、初回にシルクロードとモンゴル帝国の話題がでてきた。チンギスカーンである。13世紀当時、モンゴル帝国がユーラシア大陸を席巻した。ヨーロッパまで侵略。ものすごく軍事力が強かったということだろう。幸運にも日本は侵略してきたモンゴル軍を二度に渡って九州で撃退している。日本の防衛力も優れていたということだろう。もちろん侍の時代である。鎌倉幕府の時代だ。
記録を見ると恐ろしいもので、モンゴル軍は最初、対馬を占領、何千人という日本人を殺したり奴隷にして連れていこうとしたらしい。それが当時の戦争のスタンダードだったのだ。侵略された土地の住民は殺されるか、奴隷になる。
そして、日本にも実際にモンゴル軍が攻めてきた。侍が撃退したからいいものの、負けていたら少なくとも九州の人たちは奴隷になっていただろう。奴隷として大陸に連れていかれるか、九州が占領されていただろう。本土まで来たかもしれない。
そんなことを許すわけにはいかない。侍はよく戦った。九州に住む人たちを守ってくれたのだ。もちろん侍というのは住民を支配していた支配層であるのも事実だ。農民を圧政していた可能性もある。とはいえ、モンゴル軍なら虐殺か奴隷化である。はやり、侍たちは同じ日本に住む人間として、同胞を守ったというのが実際だろう。
そしていま、尖閣問題。まだ戦争状態ではないが、これをどう考えるか。もちろん、まだまだそんな場面ではないが、もし中国が尖閣を占領、その勢いで沖縄、九州まで占領しにくる、などのシナリオがあり得るだろうか。そしてそのあかつきには日本人を虐殺、もしくは奴隷化するということは。もしあり得るのであれば、あらゆる軍事力を駆使して阻止しなければならない。元寇と同じだ。
しかし、ここからが難しい。近代戦以降、国民を守るための戦争が、国民を大量に殺してしまうという新展開のことだ。ミサイル、核、空襲、それらが駆使されれば、もう戦争=住民大量死は免れない。それが第一次世界大戦以降で起きたことなのだ。
中国の戦艦を上陸させなければいい、ということではないだろう。ミサイルが飛んでくる。核もある。ならば、先制攻撃であちらの軍事施設を破壊するしかない。住民も巻き添えを食うだろう。報復もあるだろう。もう大戦争だ。それはできない。
最終的には戦闘行為以外で決着をつけるしかないのだ。
もっと単純化して僕の考えをいうと、もちろん、とっても極端なケースを想定することになるが、中国がまさかの侵攻を開始して、日本国民が殺されたり奴隷化されることがあれば、軍事力をもってそれを阻止するのは当たり前のことだと思う。是が非でもやらなければならない。それが国家の義務でもあるはずだ。ところが尖閣には住民がいないらしい。ならば、まだその事態は起きない。領土の問題だ。そこは、まだ、交渉でうんぬんする場面だと思われる。うっかり戦闘行為を行なって戦争に発展して人がたくさん死ぬようでは元も子もないのだ。
というかぜんぜんそんな事態ではない?wなんとなく外国にいると危機感の肌触りが伝わってこないので、よくわかりません。僕自身といえば、戦争には遥か遠いと思っています。というか、両国政府が結託して何かたくらんでんじゃないの?というほうが信憑性がありますね。どうなんでしょうね。。
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