こどもシリーズ
今日、かねてより引っ越しを検討している地域に朝から言ってみた。パソコンもって仕事をかねて。さながらちょっとした出張気分だ。
現地に到着。まずは海を見に行く。波をチェック。ドーン!なんかでかい波がたっていた。恐い、と思う。もし引っ越したらこの海に通うことになる。おれは本当にもうそこまでの実リキがあるのか?と今一度自分に問いかけた。
そして近所のカフェの張り紙をチェック。不動産情報などが貼ってあるのだ。しかし、どれも金持ち向けの物件ばかりだった。まあそんなもんだ。あとは足で探すしかない。
ということで、バイクにまたがり、そういえばここらへんの土地勘がまだ足りないよな、ということでぐるぐるしてみることに。ブーーとバイクであてどなく走ってみた。すこし裏路地にはいったときのことだ。ふと見ると、道路沿い、民家の前に数人の人が見えた。家族だ。なにかおしゃべりしているのだろう。通り過ぎるとき、10歳くらいの女の子がひとり、こっちに気づいた。そして、さりげなくバイバーイとしてくれた。にっこり笑って手を振ってくれたのだ。胸がちくっと感動する。うれしい。だがしかし、まあ珍しいことではない。ここバリでは、少し田舎にいけば子供たちが手をふってくれたりする。
でもだ。しかしだ。なぜ、手を振ってくれるのだろう。そんな疑問がふとやってきた。バイクで通り過ぎるぼくに手を振る意味なんてないはずだ。現に大人達はだれもこっちに気づきもしなかった。子供たちだけがぼくをめざとく見つけ、いつもいつもではないが手をふってくれるのだ。二度と会わないであろう人物に。この余裕はいったいなんだ。こどもたちはなんでこんなに余裕があるのだろうか。
ひとりのこどもが、じゃあねー!と手をふってくれた。そんなことだけで、おれはその地区をさらに一周する元気をもらうことができたのだった。
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