一週間いた友達が帰っていった。水中メガネを忘れていった。近視の度が入ったいいやつだ。無事帰国したとの連絡がきたので、水中メガネ忘れてるよ!と言うと、捨ててください、との返答。もう使い古しだからとのこと。度付きをぼくが使うわけにいかないので捨てることにする。
そして、突然ですが、来週からぼくはバンコクにしばらく行きます。
どっちみち一時出国しなければいけなく、どこに行こうか迷っていたところ、友人がバンコクに来るということで合流することに。そして、どうせなら一ヶ月くらいいてみよう、ということで、バリ島の部屋を引き払うことにしました。思えば、バリ島もちょうど一年住んだ。来たときに、季節がぐるっとめぐるまで、一年はいてみよう、と漠然と思ったのを思い出す。そして季節が巡りました。といっても雨期と乾期しかないんだけどね。そう、バリ島はそろそろ乾期が終わり、雨期が近づいています。まだ雨は降りませんが、徐々に夜が蒸し暑くなってきています。ビーチの風向きも少しずつ方向転換しはじめています。
これから雨期になるとぼくのホームビーチであるクタビーチは、波が悪くなってきます。風が沖から岸に向かって吹きはじめるのです。沖から吹く風は波の形を崩してしまうのです。サーフィンがしずらくなるということです。そして、ゴミも岸辺に吹き寄せられるようになって、海中もゴミだらけになります。ということもあって、どこかほかの国へいくなら雨期だな、と思っていたところでした。
一年、あっという間でした。
最初の半年は勝手が分からず、仕事もパニクって、サーフィンができるビーチも見つけられず、右往左往でイライラしていました。でも、そんな中で、バリ人の友人ができ、バリ式の結婚式を見せてもらったり、こどものお祝いに参加させてもらったり、今思えば結構ディープな体験をいきなりさせてもらっていたことに気づきます。ロジョール、ありがとう! こんど酒買って帰るからね。
そして、クタという地域に引っ越して、ようやく波乗りを開始。一時は本当に毎日通って、みるみる痩せていきました。頬もげっそりしちゃって、心配されたものです。今はペースを落として週に1、2回。体力的にもだいぶ慣れてきました。その証拠に、またお腹の奴がぷっくりとふくらみはじめています。お前は本当にタフなやつだ。。落ち着いたらすぐ成長をはじやがる。
そんなこんなのバリ島生活でしたが、ここでいったん区切りをつけようと思います。
次はバンコク、そして一時帰国を予定しています。
バンコクでの目的は2つ。1つは仕事に集中すること。どうせサーフィンできない場所にいくのですから、いっそのこと仕事にもっと注力してみようと思っています。まあ性格上。続くかはわかりませんが。あわよくばいろいろ展開させていきたいですね。そしてもう一つは、友達をつくることです。バリ島でも友達はできましたが、もっとどんどん人と会って、どんどんいろんな国のひとと知り合っていきたと思っています。まあ性格上、自分から話しかけられるかはわかりませんが。。
そんなこんなで、久しぶりの大都会、わくわくしています。しかし、若干、いまさら都会になじめるのか?コンクリートジャングルに住めるのか?という危惧もあります。毎日海を見て暮らしていました。バリの空は本当に青いのです。
まあでも性格上、だめならだめで、さっさと諦めて移動しますので、心配いりませんね。バンコクは実に15年ぶり、どこまで変わっているか見当もつきません。
しかし、なんやかんやいってもバリ島、一年いたので、小さな故郷くらいの感覚にはなっているのかも。帰って来れる場所です。友達もいます。勝手もわかっています。
という感傷に浸っている間はないのです。バンコク行き、急に決めたので、いまさらいろいろ調べていますが、思ったよりずっと物価が高いです。バリ島よりはずっとお金がかかりそう。これはほんとにガンバらないとやばいことになるな。。また新たな冷や汗がにじむ、バリ島、雨期の予感がする蒸し暑いダンキンドーナツの正午なのでした。
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