4/28/2012

みんなが褒めていく

不思議なことがあって、ぼくのサーフボードをみんながほめるのです。

たとえば昨日、バイクにボードを乗せて走ってて、信号でとまってたら、となりに来たバイクの男の子が、なにやら話しかけてくる。え、なに?よく聞くと、「ナイスボード」と言っています。そして、信号が青になり彼女を後ろに乗せて走り去っていきました。わざわざナイスと言うほどのボードなのでしょうか、ぼくのボードは。それ以外にも、ビーチでサーフィンの先生をしているバリ人にも、いいボードだね〜って呼び止められたこともある。なにか売りつけられるのかな?呼び止める口実かな?といつも思うけど、ボードをほめてくる人はいつもナイスな人間だ。物を売ろうとも、なんともしてこない。ただ、ほんとに僕のサーフボードを褒めているのだ。ほかにも、クラブに行こうとバイクをとめたら、へべれけに酔っぱらったオージーがからんできて、うわ、いやだな、とビビってたら、ロレツの回らない口で、ナイスボード!らしきことを口走ってへらへらしていたこともある。これ自慢しようにも、ぼく自身がこのボードのよさがいまいちまだわからないので、何とも言えないのだ。

たしかにこのボードはバリでカスタムオーダーしたものだから、よいものであってもらわなくては困る。店売りのボードよりは5割増で高いはずだ。でも当の持ち主は、2つのボードを見比べても、そのデザイン性以外の善し悪しはわからないときている。なんとも残念なことだ。

そして、ここからがまた不思議なもので、ぼくは最初の方は、ボードにぜんぜん立てないし、けがするし、立てもしないうちから2回も破損して修理代もバカにならなかったし、なんだこのボード、ぜんぜん乗りやすくないし、すごく壊れやすいじゃないか!なんかおれだまされたのかなーとまで思っていた。こんなカスタムオーダーを2ヶ月も待って何万円も払わなくても、中古ボード2万円で充分だったんじゃないか、ってね。

でも、サーファー何人にもボードを褒められたり、いつのまにか立てるようになってくると、ああーこのボードにしてよかったな、などとしみじみしながら、ボードをさすっている僕がいるのだ。あっけないものだ。人生万事塞翁が馬とはこのことか、とひとり納得したりする。


そして、いま、猫との抗争の真っ最中なのです。
どうやら、僕の部屋の天井裏に猫が住み着いたらしいのです。夜になるとドッタンばったん、超うるさくて眠れません。ひどいときは一晩中、暴れています。もうそれが一ヶ月弱くらい続いていました。大家さんに対策をお願いしているのですが、なかなか効果がでません。

ある日、怒り心頭のぼくは、はしごを借りて天井裏に突入。夜中にヘッドランプをつけて、ほうきを持っての特攻です。そしたら、なんと、暗闇に光る丸いものが4つ。そう、2匹いたのです!小さい猫と、さらに小さい子猫です。ニャーなどと言っていますが、ちっともかわいく思えません。
おれは、がオーー!と声を張り上げ、脅かす作戦に出ました。親猫は速攻で逃げさって、屋根の隙間から外で逃げていきました。子猫は逃げ遅れたのか、奥の方へ行っちゃった。がオー!と叫ぶと、びくっとしています。おれが近づいていくと、さささっと逃げちゃう。天井裏といっても床を歩けるわけではなく、梁の上を伝うように移動するしかありません。なのでつかまえられそうにありません。さんざん脅かして、その場は一時退散。

すると、、。また30分もしないうちにドッタンばったんやり始めました。また天井裏にいうと、また親猫が帰ってきています。おれが叫ぶと、親猫はまた速攻で外に逃げて行きました。子猫はやはり動けなくなっています。ちょっとかわいいです。子猫は外に出れないのかな?もしかするとここで生まれた子猫なのかもしれません。すごい小さいです。黒猫です。かわいいです。でもかわいいなんていってる場合ではない、ぼくを不眠にさせるにっくきヤロウなのです。どうしたら追い出せるでしょうか。。そんなことを書いている今もどたばたやってます。

ぼくは、ある人からのアドバイスではえ取り紙を買ってきました。猫は肉球にべたべたしたものがくっつくのをすごく嫌がるそうです。はえ取り紙でべったべたにしてやれば、もうこりて近づかないのではないか、ということ。明日の昼間にでも天井裏にしかけて、あいつらの肉球をべったべたにしてやる所存です。覚悟しやがれ!

そんな猫との抗争が終われば、そろそろバリ島も丸7ヶ月が過ぎようとするところ。来月はまた一時出国です。ジャパンツアーにはまだ早いようです。というか、国際免許と旅行保険の期限9月末までなので、そのタイミングでジャパンというのが都合がよさそうです。というか、ジャパンツアーするお金がまだ溜まっていません。日本は移動もなにもかも高いからねー。バリにいるとそういう感覚になります。とはいえ、沖縄から始まるジャパンツアー、必ず実現するのでお待ちください。当方、小荷物主義なので、おみやげは、なしです。というか、バリにたいしたおみやげありません。なんでも日本でも入手可能です。コピルアックあたり買って行って、みんなに一杯づつ飲ませるのも一興かな。ジャコウネコの糞でつくったコーヒーです。貴重なものです。

ああ、今日もまたどーでもいいことばかりを書いてしまいました。
一応、仕事もサーフィンもそれなりに順調です。健康もオッケーです。あとはとくに何もやってませんので報告することがありません。

写真は、よく遊んでるこども。3歳。かわいくて苦しくなります。




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